2011年04月24日

【楽譜販売】ウェーベルン 変奏曲Op.27

color5記譜法による楽譜出版第1弾はウェーベルン変奏曲Op.27です。
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ウェーベルン 変奏曲Op.27

1936年作曲家53歳のときに1年以上かけて大切に作曲されたピアノ作品。作品番号付では唯一のピアノ独奏曲。12音技法による傑作として名高い。第1楽章冒頭を始め逆行系や裏返しなどの鏡像手法が多数現れます。従来の版(UniversalEdition、下図)ではその対称性がわかりにくいものでした。
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当版(下図)ではA3横長にし、color5のコンセプトである「大譜表を大きな1段譜と捉える」により、楽譜の幾何学的な美しさも手に取るようにわかるようになりました。(思い切り横をはみ出してすみません(笑))

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また、曲想の切れ目で初めて改行するようにしました。第3楽章では約11小節ごとに改行し、演奏のための分析もしやすくなっています。音が実際に同重なっているかも瞬時に判別でき、運指も決定しやすくなっております。

譜めくりも必要ありません。そのままの形で演奏会でも使用できます。

posted by ふわ at 22:34| Comment(0) | color5楽譜出版

2011年04月23日

color5の目的と特徴、副次的効果

目的は、既存の五線譜を譜読みしやすくするの一点です。 そのために、以下のことを実現します。

・各臨時記号がどの音符に付与されているか瞬時に判別できるようにする
・実際に響く音の高さと音符の位置関係を一致させる
・指使いの案出を容易にする
・一瞥で多くの情報が読み取れるようにする(単位面積あたりの情報量を増やす)
・超高音部などの加線を減らす
・譜めくりしやすくする

月刊ショパンchopinetude10-11.jpg

color5の仕様・特徴

譜読みをしやすくするという目的を達成するために 既存の五線譜に以下のような改良を施しました:

(1)臨時記号付音符を色で表す: ♯:赤、♯♯:橙、♭:青、♭♭:水色、ナチュラル:黒
 アルベニスやメシアンなど臨時記号が大量に存在する作品の譜読みを容易にします。
(2)大譜表の上下段間隔を音符2つ分とし、同音程は同間隔で表わせるようにする。
 例えばどの高さの8度も音符4.5分の幅で表されます
(3)大譜表(2段譜)の場合、上段=ト音記号、下段=ヘ音記号は固定とする
 (2)(3)により、音の上下関係や音程、手の重なりが視覚的にわかりやすくなる。
(4)加線を最小限とするように、適宜第3段、第4段目の五線譜を追加する
 (4)により、クセナキスやスタンチンスキーなどピアノの音域を広く使う作品でも 譜読みを容易とします。
(5)なるべく自分で譜めくりできるところで改ページする
 オケ譜では当たり前のことをピアノ譜でも実現させます。

いろいろ書きましたが、新しく覚えるべきことは、臨時記号と音符の色との対応のみです。

color5の副次的効果

・情報量が増えるので、ページ数が減らせる(2/3〜1/2)
・ページ数が減らせるので、譜めくりストが不要なように改ページを用意しやすい
・ページ数が減らせるので、エコである
・実際に響く音の高さ・音の密度が表現されているため、聴き手本意の楽譜ともいえます
・音の混雑具合が譜読み時に分かるため、下手に演奏すると音が汚れることを弾き手が早めに気づける

次回は実際の出版譜で実例をご紹介させていただきます。
posted by ふわ at 19:56| Comment(4) | color5の特長

2011年04月11日

新記譜法color5の紹介

color5(カラーファイブ)は5色使用する五線譜から名付けました。譜読みをし易くするために、次の2つの特徴を有します:

・音符の色:♯=赤、♭=青、♯♯=オレンジ、♭♭=水色、ナチュラル=黒
・大譜表を1つの大きな一段譜ととらえる

color5Logo

従来の五線譜は黒一色です。♯♭は臨時記号で付与されます。しかし、color5ではそれがありません。音符そのものの色で表します。
また、従来は上段と下段の間が広く、音程と音符の上下位置が一致しません。color5では上下間が音符2つ分しか有りません。これにより、例えば7度音程は楽譜上音符4個分の高さで一定となります。

posted by ふわ at 22:27| Comment(3) | color5の特長